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執筆者の写真スカイ

チャリティーの国・イギリス





Bird's-eye View = 俯瞰(ふかん)


a view from a high angle as if seen by a bird in flight


上空からは、何でも見えるのだろうか。

まわりを気にしてあげることが、できるのだろうか・・・


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英国に移住して、25年が経とうとしています。

いろいろなことがあったなあ。


そしてマンチェスターの今の家に来て

はや16年が経ちました。

子供たちが5歳、3歳、1歳、

(末娘は存在さえしていなかった!)

の時に引っ越して来て

子育てに夢中だった16年間。


ふっと気が付いたら

家中が物であふれていました。


ということで、

数年前から断捨離をスタート。



明らかに再利用できないものは処分する。


友達がもらってくれるものは使ってもらう。


まだ使えるけど、引き取り手がないものは

チャリティーショップへ。






以前、日本の父母のマンションを

リフォームしたことがありました。


その時困ったのが、不要物の処分。


リサイクルショップでは

ゴールドか一部のブランド品以外は

受け付けてもらえない。


お金は入りません、

と言っても引き取ってもらえない。


マンションのゴミ収集は、週に3日のみ。

リサイクル品は週に一回だけ。


粗大ゴミは有料。


市のゴミ処理施設に持っていきたくても

車がない!



・・・・というわけで、

高額を支払って、廃品回収業者に

全てを持っていってもらったのでした。

トホホ・・・




その点、イギリスに住んでいると

ありがたみを感じます。


すぐ近くにある、市のゴミ処理場は

早朝から夕方まで毎日オープン。

日曜ですらあいている。


ゴミ処分だけでなく

細かくリサイクル分けされているので、


電池や古本から冷蔵庫や大型家具まで、

ありとあらゆるものを

持っていくことができます。


そして、極め付けはチャリティーショップ。



たくさんのチャリティーショップが

街のあちこちにあり、


何のチェックもなく

全てを引き取ってくれるのです。


「Thank you!」なんて、

にこやかにお礼まで言ってくれる。


あとは数多くのボランティアの人たちが

仕分け、店頭への陳列そして販売まで

全てを無償でこなしてくれるのです。


私も今まで何度も、利用させてもらいました。

だって、子供達の思い出がたくさん詰まった

衣類やおもちゃやぬいぐるみ、

まだまだ使えるのに捨ててしまうなんて

ちょっと勇気が足りなくて。



そして今日、久しぶりに行ってきました。


「Thank you」というスタッフの軽やかな笑顔に


「ありがとうを言いたいのはこちらの方ですよ」

って、心から思うのは


きっと私だけではないのでしょうね。

自分の人生の、限られた時間。

その貴重な時間のほんの少しづつを

皆が提供しあえたら

それは大きな大きなパワーとなって

世界を変えていくのでしょう。

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