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「鎧」を着ていませんか?





若い頃、大手食品会社の

OLをやっていたことがあります。


初めまして、の挨拶はいつも、

名刺から始まります。


「✖️✖️会社の〇〇です」

「✖️✖️広告代理店の〇〇です」




多くの人は、鎧を身につけて生きている。


でも鎧を脱いだら、

もっともっと楽に生きていけるよ


これは、私のレイキの先生から聞いた言葉。



「鎧」とは


ある人にとっては会社名であったり、

役職であったり、職種であったり。


また、ある人にとっては

有名な大学名であったり。


またある人にとっては、

家や車や時計やブランド品であったり。



みんな、自分を認めてもらうための、

ステータスシンボル。



またある人は、

不自然に作られた自分を鎧にすることも。


たとえば整形手術、必要以上の厚化粧。



確かに、OL時代の私は

「鎧」を何重にも身につけていました。


大手企業の広報室の名刺、

ブランド物のハンドバックに化粧品。


英字新聞をわざと見えるように

バックに入れたりして。


たいして読めないくせにね。






鎧を身につけると、安心できる。

守られていると実感できる。


それ自体は悪いことではないと思う。



問題なのは、


鎧がなくなった時に自分を見失ってしまうこと。



「会社名や役職」という鎧を着ている人は、


退職後にがっくりと

喪失感に襲われることがあるという。


「家や車やブランド品」という鎧を着ている人は、


その経済力を無くしたときに、

全てを失ったと錯覚してしまう。



「自分の見た目の美しさ」という鎧を着ている人は、


歳を重ねて若さを失っていけばいくほど、

恐怖感に襲われるという。



名刺でしか自分を表現できなかったり、

モノでしか心を満たすことができなかったり、


若さや美しさでしか自信を持つことができなかったら、


それはとても残念なこと。



だって、どんな状況でも自分は自分。

鎧を脱いだ「ありのままの自分」「飾らない自分」



その裸ん坊の自分を愛せることができたら、


本当の意味で、人生を楽にしなやかに、

生きていくことができるのかもしれません。



自分の鎧に気づき


手かせ、足かせを脱ぎ捨てる。

そうできたときに初めて


本当の自分の魅力を認め、


生きる喜びを感じることが


できるのかもしれません。

 
 
 

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